内閣府と『東京リベンジャーズ』のコラボの話題は前々回にしましたが、第2弾がポスターです。政府広報として、法務省・消費者庁・金融庁・文部科学省が合同して2022年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられる民法改正をアピールしています。
ところで、成人年齢の引き下げで大きく変わることの1つは、「1人で契約を行えるようになること」です。親などの同意がなくてもクレジットカードを作ったり、携帯電話を契約をしたりできることになります。車を買いたい、1人暮らしをしたいと思えば、ローンを組んだり、アパートの契約をしたりすることも法律上は可能になります。ほかにも、「有効期間が10年パスポートの取得」、「性同一性障害の人の性別変更の申し立て」、「国家資格取得」、「裁判員に選ばれる」、「日本と外国、両方の国籍を持っている人の国籍選択」が18歳からになります。一方、18歳に引き上げられるのが女性が結婚できる年齢です。これまでは16歳でしたが、男性と同じ18歳となります。
このポスターは全国の学校や駅などの公共施設に配付されたため、高等学校のどこかに貼ってあることが多いです、ぜひ探してみてください。でも「DON’T
BE AFRAID」って英語にしてあるところは、「ひよってるやついる?」に較べるとちょっとダサい気がします。この表現が政府広報の限界かな?
もう一つ、3月4日公開のアニメ映画「ブルーサーマル」も法務省とのコラボで、成年年齢の18歳引き下げのポスターが配付されています。
『ブルーサーマル -青凪大学体育会航空部-』は、作者:小沢かな 『月刊コミック@バンチ』(新潮社)2015年6月号から2018年1月号まで連載されていました。新潮社の〈BUNCH
COMICS〉より全5巻。
埼玉県熊谷市にある妻沼滑空場を舞台に、青凪大学の体育会航空部を新1年生の都留たまきを中心に描いた作品です。題名のブールーサーマルはグライダーに必要な上昇気流のことです。
アニメ映画「ブルーサーマル」は監督:橘正紀。