最近は釣りがブームになっています。中でも防波堤や堤防から、のんびりと何が釣れるか期待しながら竿を出す釣りが人気です。これも新型コロナウィルスによるソーシャルディスタンスの影響があります。そんな堤防釣りの先駆けになったのが「放課後ていぼう日誌」です。
　漫画家の小坂泰之による「放課後ていぼう日誌」は、2016年第2回ヤングチャンピオンコミック杯にて準入選し、『ヤングチャンピオン烈』2017年No.1（秋田書店）の読み切り版『放課後ていぼう日誌』に掲載されました。2017年同誌No.3にて『放課後ていぼう日誌』を連載開始し、2020年にテレビアニメ化されました。しかし2020年7月豪雨では自宅が被災したため、連載の中断を余儀なくされました。



「放課後ていぼう日誌」
作者:小坂泰之
出版社:秋田書店
掲載誌:月刊ヤングチャンピオン烈
レーベル:ヤングチャンピオン烈コミックス
巻数:1?8巻以後発売


アニメ
原作:小坂泰之
監督:大隈孝晴
シリーズ構成:志茂文彦
キャラクターデザイン:熊谷勝弘
音楽:櫻井美希
アニメーション制作:動画工房
製作:海野高校ていぼう部
放送局:AT-Xほか
放送期間:2020年4月7日 - 4月21日
　　　　 2020年7月28日 - 9月22日
全12話

　ストーリーは、高校進学に合わせて都会から、父親の故郷である臼州地方熊元県にある海辺の芦方町に越して来たばかりの鶴木陽渚は持ち前の手先の器用さを生かし、手芸部で楽しい高校生活を送ろうと考えていました。しかし漁港の堤防でゆるい釣りをする「ていぼう部」部長の黒岩悠希と出会ったことで状況が一変し、陽渚が海野高校の新入生だと知った黒岩の強引な勧誘で、勢いに流されるままに入部することになってしまいます。生き物が苦手で釣りの経験もない鶴木陽渚にとって不本意でしたが、黒岩や部員たちとの活動を経て、次第に釣りの楽しさと奥深さを実感していくことになります